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ドリス&ボリス、日曜に退院しちゃいました。
まず午前中にドリス、そして午後にボリスを迎えに行ったです。
荷物をまとめ、担当医から退院後の指示を頂き、同室の皆さんにご挨拶、なんだか刑期を終えて出所するような。。。
こうしてドリスはさくさくと自宅に戻り、ぼちぼちと自分で荷物を片付け始めました。
二人で簡単な昼食を食べてワタシだけボリスの病院へ。

なんだか急激に入院ボケが進行したボリス、必死の思いで荷物を片付けて「さあ、帰りのタクシーを呼ぶぞ!」という段階で、匂う、臭いじゃん。
下痢してチビッたな。
大腸癌手術以降、下痢しやすくなっております。
汚れた猿股履き替えさせたはいいが、タクシーの中でまたやっちまったら最悪だわな..............看護師さんに紙パンツを頼んでみた。
すると「これしか無いんですけどぉぉぉ~~~。」と持ってきてくれたのは、ピンクの尿取りパット、女性用。
この際贅沢言ってられん、ありがたく頂戴いたしました、本人もそれが何だか判ってないし。

思わぬアクシデントに見舞われながらボリスを連れてタクシーで実家へ辿り着く寸前、ボリスの病院から電話が。

「お薬、お渡しするのを忘れていました、取りに来てください。」

ななな、なんですとっ!!!
しかしここで怒っても仕様がないのでボリスを家に入れ、汚れた猿股やらなんやら一切合財洗濯機に放り込み、ハイターに浸けてから電車で取りに行きましたよ。
「あ、どーも済みません。」程度の謝罪だったので、ナースステーションの壁に「ばかっ!」って書いてきてやりました。(嘘)

その帰り道にボリスの紙パンツと食材のまとめ買いをして、実家に辿り着いたのが5時近かったでしょうか。
も、倒れそうだったけど洗濯物を干してシャワー入って発泡酒1缶ごきゅっと飲んで、ようやく人心地がつきました。
朝5時起きして自分の家の用事を済ませてから出かけたのでくたくたっす。


「なんで介護職なんかに就いてまったかなあ」と実は毎日自問自答しています。
なんでなのか判らないが、とりあえずやってて役に立ったなあと思ったこの日。
でもやっぱりシゴトで他人様の世話をしているほうがナンボか楽と結論致しました。
今日もこれからお見舞いのお返しを手配して、休日出勤行ってきます~。

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モノホンの玉虫を最後に見たのはいつ?
かれこれ35~6年くらい前かと。
小学校の時、同級生の誰かが玉虫の羽を持っていようものならそれだけでスタアだった。
すっごく欲しくて玉虫を捜したけど、そうそう見つかるものではなかった。

それが昨日、訪問先の自転車置き場で、ちょと自転車に轢かれたご様子で、転がってたんですよ!
うわぁ~~~~、この街にもまだ玉虫がいるんだ~~~!という驚きと、子供のころ憧れても手に入らなかったお宝が今目の前に転がっているという感動で頭がくらくら。
多少轢かれていても羽は完璧、神々しく輝いています。

いいもん拾ったぜぇ----------♪
職場のみんなに自慢したろ。

ってうきうきしながら持ち帰ったら、

嫌がられました。
なんて夢のないやつら!


そして予感的中、明日午前中にドリスが、午後にボリスが退院することになりました。
明日の移動を考えただけでもう息切れしてきます。
でも玉虫拾ったんだからラッキーだぜ!とか妙ちくりんな慰めを自分に言って早めに休むとします。
おやすみなさい。

実母ドリス、心臓弁膜症につき大動脈弁置換手術にて入院ちぅ。
実父ボリス、両目白内障手術にて入院ちぅ。

今更ながら心臓弁膜症について詳しくなりました。
そして悪いこたー言わない、太ってて良いことはありません適度に脂肪を減らしましょう!
ドリスは弁膜症の手術と同時に冠動脈のバイパス手術も受けました。
その際、足やら胸やらの血管を文字通り切った貼ったで使用したのですが、なにせ私の記憶にある限り昔からドリスは正真正銘肥満体。
手術自体は特に異常がなかったけど使用する血管に脂肪が付着していたため、それを取り除くのに手間取ったという執刀医の説明でした。
なので予定より1時間オーバー、輸血も必要に迫られて行ったとのこと。
その後の回復は順調...........なんだけど、血流を良くするための薬(ワーファリン)が効きすぎて、まだ病院に足留めくらってます。

で、ドリス留守の間はワタシがボリスに飯を運んだり、買い物をして、生活の援助をしていました。
こなたの場合はいわゆるフツーの白内障なので、ドリスが入院してるならいっそこちらも入院・手術して頂こうと遠方に住む兄が後から手配したワケです。
ただ、二人とも全く違う病院なので、今日はドリスの病院、明日はボリスの病院と激しく見舞移動しており、忙しいったらありゃしない。
この週末は兄が上京して選手交代してくれましたが。

今、嫌ぁ~な予感がしてます、ひょっとすると次の週末辺りに二人して退院するんでないかい?
自宅に戻れるのは良いことです。
でもさ、ドリスもボリスもすっかり病院ボケしちゃってます。
ボリスは看護師さんに「家内です。」とワタシを紹介するし、ドリスは同じことを何回も話すし、まぁ入院前のMRIでは二人とも『年相応の脳』ということで認認介護にはならないと思いますが。
退院してから通常の生活が営めるようになるまで暫く手が掛りそうなのは間違いなす。

8月末からこんな調子でメガ忙しい。
今日、ドリスの入院が延期になった件について担当医から携帯に連絡が2度もあったのだけど、出られまてんでした。
こんな時でも、いやさこんな時だからこそジム行って筋トレしてダンス&ダンスしてたのさ~。
(ごめんねせんせい、いそがしいのになんども)
てなワケで思いっきり放電してきたので、また明日からシゴトと看護、励みます。

どうでもいい事なんですけど今日のエアロのBGMったら Let's do the time warp again~♪ 
(ロッキー・ホラー・ショー中の名曲)
エアロの振り付け無視して踊ろうかと思った、Time warp。

裕也、残念ながら力尽き、100年の生涯を閉じたと連絡が入りました。
ひそかに予測したとおり、ご家族が目を離した隙に息を引き取ったそうです。
しかし幸いなことに、とても安らかな顔だったとか。
あとは掛け軸にしたためられた指示に従って進行していることでしょう。
最後のお別れは遠慮しました、出来れば皮ジャン革パンツ+サングラスで旅立ちのお仕度を整えてあげたかったけど、きっとご家族がそのようにされたと思います。

実は家族の事情により、私たちは来月以降から定期訪問することになったんです。
なので最期を看取るどころか、前回訪問したのが最後になってしまいました。
すっごく残念。
ちょっと泣いちゃおうと思ったら別の緊急の電話が入り、裕也との思い出に浸る暇もなくすっ飛んで行かねばならなくなりまして。
これはもしかすると裕也が「とっとと働くんじゃー!」と檄を飛ばしているのではと思ったりしました。

気を取り直し、いざ出動しようとした私の眼にその時飛び込んだ物が何だったか分かる人がいたら神です。

そりは先々月分の請求書。。。

死亡届を出すと口座が凍結されますよね。
凍結されたら引き落としされないじゃん!!
うわゎゎゎ、家族がいるうちに集金しに行かないと--------------------------っっっ!!!

って、葬式するより早く目を白黒させてたら、亡くなられた日の前日が講座引き落とし日だったことに気づき、すんげーホッとすると同時に、流石裕也、日を選んで逝ったのだな~とか恐れ入ってしまいました。

そんなこんなで今日も一日めまぐるしく、泣くに泣けない私の代わりに雨が降りました。

人に迷惑を掛けたくないというのが信条の人は、看護人がふと眼を離した時や、一人でいる時に息を引き取る。
いつも誰か傍に居てほしいと願う人は、誰かに看取られながら死んでゆく。

.......ような気がするんですが、如何なものか?

裕也、残念なことに余命宣告されてしまいました。
本人には知らされてないけど感じるものがあるのでしょう、強行突破で退院を決めたです。
本来なら退院などもっての外な状態だけど、本人の意思を尊重することになり、受け入れる各関連スタッフも腹、括りました。
大急ぎでゴミ屋敷を片付け、医療機器を設置、介護用ベッドを入れる。
とんでもないドタバタの中、でもいいやなんとかなるさと思えたのは自宅に戻れた裕也の安堵の表情を見た時。
骨と皮だけになり、管に繋がれつつもベッドのコントローラーを握って背もたれの角度を自分で操作しているなんて、普通できませんぜ、まじすげーよ、あんたはすげーじじぃだ。

「のど、乾いてない?りんごジュース飲む?」
「をー、いいね。ストローでね。」

「やっぱ自宅が良いよね。」
「これで死んでも本望じゃ。」

「また来るね。」
「車に気をつけてね。」

こんだけ会話するのがやっとこすっとこ。
あとどれだけ関われる時間があるかは予測不能。
悲壮感は全くなくて、次に訪問するまでしっかり生きててくれよ超ミラクルスーパーじじぃ!!

写独楽
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